昨日の今日

ごめんなさい、と先に書いてみる

質が落ちている、について

アニメの柱合会議で風柱が言っていた最近の鬼殺隊への評価が「信じられないくらい質が落ちている」でした。このシーン、原作にもあったっけ? と思い探してみたのですが…自分だけでは見落としそうなので姪にも頼んで探してもらったところ、該当無しでした。
近いシーンとしては、炭治郎のお見舞いに来た村田さんが柱合会議で「質が落ちている」と吊し上げられた、という所。
もう一つは柱稽古で音柱が「意味わかんねぇんだけど」と鬼殺隊の基礎体力の無さにキレる所。
村田さんにガシガシ文句を言ったのは風柱っぽいですが…
…見落としただけで、原作にも夜の座敷シーンがあったら申し訳ありません💦

鬼殺隊は最後まで一生懸命でした。少しでも渡り合える柱のために命を懸け、無惨を押しとどめるために肉の壁にもなりました。
私は回天という特攻兵器について勉強しています。17歳で出撃した隊員もいます。戦前の軍人より短い期間で訓練を終え戦地に向かう若い隊員に「質が落ちている」という人も、やはりいました。
でも、みんな一生懸命でした。家族のため、大事な誰かのため、命を懸けるという思いは鬼殺隊と一緒です。
炭治郎たちが入隊して以降、鬼殺隊に甲の隊士はどれくらいいたのでしょうか。炎柱と音柱の後を務める隊士はいなかったのでしょうか。
先の戦争でも中期以降は腕の良い兵士が軒並み戦死し、一線を退いていた予備役の軍人が引っ張り出されるようになります。
空席を埋める間もなく最終決戦が始まり、引退していた柱も御館様の警護に就いた状況に似ていると感じます。
私たちが学ばなくてはならないこと。それは「質が落ちている」と思うような局面を作らないこと、かもしれません。
今の世に無惨はいませんが、あのような存在がいないとも言い切れないし、今後に生まれないとも断言出来ません。戦争が起きないとも言えないし、それ以外の脅威もたくさんあります。何かひとつバランスが崩れるだけで、坂を転がるように物事が悪化することもあります。その時に、どう対処するか。頑張っている誰かが「質が落ちている」と言われずに済むように。そんな状況にならずに済むように。

…本当にすみません💦 うまく考えをまとめることが出来ず、ただただボンヤリ書いてしまいました…
鬼滅の刃」はスゴい作品です。台詞ひとつひとつに考えさせられます。