昨日の今日

ごめんなさい、と先に書いてみる

鬼滅の刃 その三

エンドレスで読み続け、今、煉獄杏寿郎さんの闘いが終わった所です。

煉獄さんのお父様は、奥様の死と、炎の呼吸は日の呼吸の派生であることに打ちひしがれ、柱としての道を放棄しました。
はじまりの呼吸が日であっても、それを受け継いだ炭次郎を導いたのは炎の呼吸、煉獄杏寿郎さんです。煉獄さんの生き様と教えが、後進の血となり肉となり土台となりました。
雨粒が山々に降りおち、沁みだした水が小さな流れを作り、上流から下って大河に注いで、そして河口から海へ。そこから蒸気となって空に上り雲を集めて再び大地に降り注ぐ。これと同じなのかな、と…

日から始まった呼吸は炎に結ばれ、そして再び日に受け継がれていく。それらは命の循環にも似ています。吾峠先生の作品ってなんて奥深いのでしょうか…

繰り返し読むごとに、こんなに早い段階でこの伏線が張られていたのか!等と、その都度新たな発見があります。なんてなんて奥深いのでしょうか!

何年か前に書いた自分の作品を読んで、面白い、今の自分にはもうこんな文章書けないかもしれない、と思うことがあります。そう感じた時点で、それ以上の成長は望めないのかもしれません。
吾峠先生、こんなに凄い作品を世に出してしまい、怖くないかなぁと考えたりもします…