府屋（新潟）

47都道府県を制覇したのは３年前のこと。
あちこち出掛けるようになり｢これならイケるかも？｣と企んでから12年目の踏破でした。

山形は鶴岡に出掛けた時のことです。
足をのばして新潟にも行ってみようと思ったものの、あまり時間がなかったので１番山形に近い駅で電車を降りてみました。

それが｢府屋｣です。
義経伝説の残る鼠ヶ関の隣の駅で、もう降りたら即海です！その日は快晴で、空の青がそのまま海の色でした。左から右まで見える範囲が全て海。
こんなに広々とした、こんなにゆったりとした日本海を目にしたのは初めてでした。

次の電車で鶴岡に戻るとして、1時間弱ほど余裕があったのでちょっとだけ周辺を散歩することにしました。お店がならんでいる方とは反対の、住宅が軒を重ねる地域を歩いていると、学校が早く終わったのか小学生が向こうからやって来ます。
こんにちは！
こんにちは！
と、すれ違う子、すれ違う子、全員が大きな声で挨拶をしてくれます。
その都度こちらも返事をしたりお辞儀をしたり。でも会う子全てが声をかけてくれるので、その人数にちょっと不安になってきます。私、不審者なのかも？と…

礼儀の正しい、教育のしっかりとした地域だからこその挨拶だとは思うのですが、もしかしたら、あの広々とした海があるからかな、とも感じました。
海の向こうから誰かがやって来た過去があるからかも、と…

数年前に山形と新潟の県境付近を震源とした大きな地震がありました。府屋の辺りが１番揺れていて、余震等すごく心配でした。出掛けた町の名前が明るい方じゃないニュースで流れると、より心配度が増しますよね😢

府屋（ふや）。前日に山形の津谷（つや）に居たので、名前が似ていて、ちょっとクスッとした初夏の思い出です🙌